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レジ教育から始めるマニュアル改善:NGワードをなくして顧客満足度アップ

レジ教育から始めるマニュアル改善:NGワードをなくして顧客満足度アップ

  レジは、お客様が来店してから退店するまでのわずかな時間で印象を左右する “お店の顔” です。
  しかしスタッフごとに用語や手順がばらつくと、「よろしかったでしょうか」「〇〇円からお預かりします」 など
  誤った敬語や曖昧な表現が発生し、クレームやレジ差異を招きかねません。
  本記事では、マニュアル作成時に必ず避けたい NG ワードと正しい言い換えを具体例&表で整理。
  さらにマニュアルが サービス品質顧客体験金銭精度 を底上げする理由も解説し、
  誰でも同じクオリティで接客できる仕組みづくりを提案します。新人教育や現場改善のチェックリストとしてご活用ください。

▪️レジ教育で重点的に指導すべき3つのポイント

レジ教育を成功させるためには、単なる操作手順だけでなく、以下の3要素をバランスよくマニュアルに盛り込むことが重要です。

  • ✔︎正確な金銭授受:釣銭ミスを防ぐための「指差し確認」と「復唱」の徹底
  • ✔︎統一された接客用語:「よろしかったでしょうか」などのNGワード排除と正しい敬語の定着
  • ✔︎リスク管理と防犯:レジ差異発生時の対応フローや、クレーム初期対応の標準化

教育

レジ教育マニュアル作成に欠かせない基本的な流れ

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レジ手順を統一したいけど、どこから書き始めればいい?

レジ教育の基本オペレーションは以下の6ステップです。この順序をマニュアルの骨格にします。

  1. 商品・伝票を受け取る
  2. 商品・伝票内容を登録する
  3. 割引やポイントの適用を確認する
  4. 金額と支払い方法を確認する
  5. お金の受け渡しを行う
  6. レシート・領収書を発行する

最初に「基本の6ステップ」を骨格として決めよう!
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商品・伝票を受け取る

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受け取り方まで指示が必要?

レジ差異の3割は受け取り漏れが原因。マニュアル冒頭に「商品の置き場所」と「預り伝票の指差し確認」を明記することで、登録漏れを防げる。

チェック項目 良い例 悪い例
商品集約 カゴをカウンター右側へ 床に直置き
伝票確認 枚数と合計金額を復唱 無言で受取
追加商品の有無 「以上でよろしいですか」 確認なし

商品・伝票内容を登録する

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SKUが多くてスキャン漏れが怖い…。

登録手順は「左手で商品→右手でバーコード」のリズムを統一する。POS画面の数量ポップアップを必ず確認し、重量商品はプルダウンで再チェックする運用を定義しておく。

商品タイプ 登録ポイント トラブル例
バーコード商品 二度目のビープ音を待つ 重複登録
ばら売り PLUコード+数量入力 単価ミス
伝票入力 品名・金額のダブルタップ 桁数誤り

割引やポイントの適用を確認する

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クーポンとポイントの併用で混乱しがち…。

マニュアルでは「割引→ポイント→再計算」の順番を固定化する。Squareなら割引適用後に残高ポイントが自動再計算されるため、現場は提示される合計だけを読み上げれば良い。

ステップ POS画面表示 オペレータ確認
割引 割引額(-200円) ラベル種類を口頭確認
ポイント利用 利用ポイント(300pt) 残高表示を指差し
再計算 合計2,500円 顧客と金額一致

金額と支払い方法を確認する

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キャッシュレスの種類が増えて迷う…。

表示合計を復唱し、「現金・カード・QR」の3択で支払い方法を限定質問する。Squareの場合、ボタンカラーを統一できるため誘導も簡単。非対面決済の際は端末をお客様側に90度回転させ、操作責任を明確化する。

支払い種別 オペレータ動作 リスク低減
現金 硬貨→紙幣の順に確認 受取金額違い
カード IC挿入を案内 スキミング誤解
QR 読取カメラを顧客に向ける 誤扫描

お金の受け渡しを行う

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急いでいると釣銭を間違えそう…。

現金会計では硬貨→紙幣→レシートの順で渡す三段階法を徹底。自動釣銭機を使用する場合は、機械の釣銭口に従業員が手を入れないルールを明文化し、差異発生時の責任を切り分ける。

受け渡し手順 チェックワード ヒューマンエラー
硬貨 「○円お預かりします」 受取額過小
紙幣 紙幣枚数を指差し確認 過払い
返金 預り金と釣銭額を復唱 伝票差異

レシート・領収書を発行する

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電子レシート希望の場合は?

Squareレジスターでは紙レシート印刷と同時にメール送信QR発行を選択可能。マニュアルに「画面右下の共有アイコン→アドレス入力→送信」までの3クリックを図解で示し、紙・電子の誤交付を防止する。

発行方法 操作手順 顧客メリット
紙レシート 自動印刷→手渡し 経理貼付
電子メール アドレス入力→送信 紛失防止
QRダウンロード QR生成→提示 即時保存

6ステップの「流れ+チェック」を押さえれば、誰でも標準化マニュアルを書ける!
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バツ

レジ接客のマニュアル作成で注意したいNGワード

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接客用語の誤りを放置するとクレームが増えるって本当?

NGワードは不自然な敬語誤った謙譲表現が中心。マニュアルでは「使わない言葉」だけでなく「適切な置き換え」を併記し、音読練習で定着させることが重要だ。

NG→OK対応表を明示すれば、新人も迷わない!
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よろしかったでしょうか

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過去形なのに今確認してる…違和感あるよね?

「よろしかったでしょうか」は二重敬語かつ時制の矛盾を生む。現在確認する場面では「よろしいでしょうか」が正しい。

状況 NG表現 正しい表現
支払い方法確認 こちらでよろしかったでしょうか こちらでよろしいでしょうか
包装確認 袋は必要でよろしかったでしょうか 袋はご入用でしょうか

〇〇円ちょうど頂戴いたします

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「預かります」っておかしいの?

「ちょうど」は受取金と請求金が一致するため、実際には預かる行為が発生しない。正しくは「〇〇円、ちょうど頂戴いたします」。

シーン NG OK
会計時 1,000円ちょうど預かります 1,000円ちょうど頂戴いたします

〇〇円お預かりいたします

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「から」が余計なの?

「から」は支払い額に幅がある印象を与え、聞き手の負担になる。会計では「〇〇円お預かりいたします」とシンプルに述べる。

状況 NG OK
2,000円受取 2,000円からお預かりします 2,000円お預かりいたします

〇〇円でございます

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金額案内でよく聞くけど間違い?

「になります」は変化を示す言葉で、金額に用いると丁寧さが欠ける。適切なのは「〇〇円でございます」。

案内場面 NG OK
合計金額 合計1,980円になります 合計1,980円でございます

かしこまりました/承知いたしました

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相づちに便利だけど失礼?

「なるほど」に「ですね」を付けると二重表現かつ軽い印象を与える。共感を示すなら「かしこまりました」や「承知いたしました」が無難。

状況 NG OK
要望受付 なるほどですね かしこまりました

とんでもないことでございます

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感謝を否定しているみたい?

「とんでもない」で一語なため「ございません」を付けると誤用。「とんでもないことでございます」もしくは「こちらこそありがとうございます」と返す。

シチュエーション NG OK
褒められた時 とんでもございません とんでもないことでございます
感謝された時 いえいえ、とんでもございません こちらこそありがとうございます

NGワードを避け、正しい敬語をマニュアルで共有しよう!
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教育

レジ教育のマニュアルが必要な3つの理由

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マニュアルって本当に必須?暗記より現場経験じゃダメ?

マニュアルはサービス品質顧客体験金銭精度を同時に底上げする経営インフラ。属人的な接客は評価がブレやすく、現場経験だけに頼ると教育とリスク管理が追いつかない。

「質・印象・精度」を守る設計図──それがマニュアル!
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誰でも質の高い接客ができるようにする

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新人とベテランで対応がバラバラ…。どう揃える?

マニュアルはオペレーションを手順書言葉遣い集に分解し、誰が読んでも同じ動きを再現できる。チェックリスト形式にすると現場での自己点検も可能になり、OJT時間を短縮できる。

マニュアル=“誰でも同じクオリティ”を保証する装置!
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お客さまによい印象を与え再度来店してもらう

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印象ってレジでそんなに変わる?

統一された接客が“また来たい”を生む!
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ミスを防ぎ正確に金銭を扱う

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レジ差異はゼロにできないもの?

正確な手順が損失も信用低下も防ぐ!
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FAQ

関連する質問

レジ接客の現場では「マニュアルがあるだけ」では不十分という声も多く寄せられます。そこで今回は、①上手い人は何が違うのか、②上手くなるためのコツ、③そもそも必要なスキルは何か──という3点に絞って整理します。自店の教育や自己研鑽のヒントとしてお役立てください。

レジで接客が上手い人の特徴は?

上手い人の共通項は大きく5つあります。
1. 先読み力 … 商品量を見て袋や梱包資材を即座に選択。
2. 並行処理 … スキャンしながら次の決済案内やポイントカード確認を実施。
3. 声の抑揚 … 語尾を上げつつ音量70dB前後をキープし聞き返しを防止。
4. 三角視線 … 商品・画面・お客様をバランス良く見ることで安心感を醸成。
5. 所作の一貫性 … 「渡す・受け取る」は両手、釣銭はトレー上で必ず指差し確認。
これらが揃うと待機ストレスが減り、満足度が高まる傾向があります。

レジでよく使うセリフは?

現場で頻出する定型フレーズを覚えておくと、迷いが減りスムーズに対応できます。代表的なものを5つに整理しました。
1. いらっしゃいませ。ポイントカードはお持ちですか?
  ─ 開口一番で用件確認。カード類の探し時間を前倒しできます。
2. 合計◯◯円でございます。ご一緒に袋はご利用になりますか?
  ─ 金額提示とレジ袋確認をワンフレーズ化し、往復質問を防止。
3. こちら非接触(タッチ決済)もご利用いただけます。
  ─ 決済手段を先に案内して待機ストレスを軽減。
4. 温かい商品と冷たい商品を分けてお入れしてよろしいでしょうか?
  ─ 配慮を示しながら確認を取ることで満足度アップ。
5. ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。
  ─ 退店時の決めゼリフ。視線と笑顔を添え、好印象で締めくくります。
これらを「声量・速度・タイミング」の3点でセルフチェックすると、言い回しが型として定着しやすくなります。

レジ業務に必要なスキルは?

レジ業務を構成するスキルは「テクニカル」「コミュニケーション」「リスク管理」の3領域に大別できます。
テクニカル:POS入力、バーコード読み取り、金額復唱、釣銭確認など。エラー率や処理時間で定量評価が可能。
コミュニケーション:敬語、声量、表情、視線配布。ロールプレイを録画しセルフレビューすると改善点が明確になります。
リスク管理:差異報告、指差し呼称、現金授受の手順遵守。月次でレジ差異を可視化し、発生源を分析する仕組みが不可欠です。
自己採点シートを作成し、それぞれ5段階評価で弱点を把握すれば、個別の研修計画が立てやすくなります。

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